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2026年調剤報酬改定は個人薬剤師にとって「独立の好機」になる理由

― 2026年調剤報酬改定・M&A時代に読み解く「次の薬局経営」―

2026年調剤報酬改定に向けた議論が本格化する中、薬剤師・薬局業界は大きな転換点を迎えています。
「調剤基本料の適正化」「地域支援体制加算の厳格化」「かかりつけ薬剤師制度の見直し」──これらのキーワードを見ると、現場では不安や警戒感を抱く方も多いでしょう。

しかし視点を変えると、この変化は個人薬剤師にとって“独立のチャンス”が広がる局面でもあります。
本コラムでは、2026年調剤報酬改定の方向性を整理しつつ、なぜ今、個人薬剤師に独立・承継・M&Aの機会が生まれているのかを詳しく解説します。


1.2026年調剤報酬改定「短冊」が示す明確なメッセージ

2025年1月9日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、
「令和8年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」、いわゆる**“短冊”**が公表されました。

そこに記された調剤分野の方向性は、極めて明確です。

● 調剤報酬改定の基本スタンス

  • 立地依存型薬局からの脱却
  • 薬剤師の職能発揮を重視
  • 地域医療に貢献する薬局の評価
  • 形式的な算定要件から実質重視へ

これは言い換えれば、
「処方箋が集まる場所にあるだけの薬局」は評価されにくくなる一方、
薬剤師個人の専門性・対人業務・地域貢献が報酬に反映される方向へ進むことを意味します。


2.調剤基本料の見直しが意味するもの

短冊では、調剤基本料について次のように整理されています。

保険薬局が立地に依存する構造から脱却し、
薬剤師の職能発揮を促進する観点から、調剤基本料を見直す。

これは、いわゆる門前薬局・小規模薬局の乱立を背景としたものです。
これまでの制度では、処方箋集中率が高くても、一定条件を満たせば調剤基本料1を算定できるケースが存在しました。

しかし今後は、

  • 医療資源量
  • 地域特性
  • 薬局機能
  • 薬剤師配置・業務内容

といった実態ベースの評価に移行していく可能性が高まっています。

個人薬剤師にとっての示唆

これは、「資本力や立地で勝負する薬局」が有利だった時代の終焉を意味します。
裏を返せば、個人薬剤師が自らの専門性を武器に独立しやすい環境が整いつつあるとも言えるのです。


3.地域支援体制加算の厳格化は“本気の薬局”を選別する

短冊では、地域支援体制加算についても明確な方向性が示されています。

地域での医薬品供給を通じた適切な医療提供体制の構築を促進する観点から、
地域支援体制加算の要件を見直す。

これまで「届出さえすれば算定できていた」加算が、
実態を伴わなければ評価されない加算へと変わっていくことが予想されます。

今後重視される可能性が高い要素

  • 地域医療機関・在宅との連携
  • 医薬品の安定供給体制
  • 夜間・休日対応
  • 多職種連携
  • フォーミュラリ・リフィル処方への対応

これらは、大型チェーンよりも地域密着型薬局や個人経営薬局が本来得意とする分野です。


4.かかりつけ薬剤師制度は「数」から「質」へ

かかりつけ薬剤師指導料・服薬管理指導料についても、短冊では次のように整理されています。

かかりつけ薬剤師の本来の趣旨に立ち返り、
患者による選択を促進する観点から評価体系を見直す。

これは、
名ばかりのかかりつけ薬剤師制度からの脱却を意味します。

今後は、

  • 患者との継続的関係
  • 服薬状況の把握
  • 残薬管理
  • 重複投薬・相互作用チェック
  • 生活背景を踏まえた支援

といった真の対人業務がより重視される可能性が高いでしょう。


5.なぜ今、個人薬剤師に「独立のチャンス」なのか

ここまで見ると、改定内容は一見「厳しい」ように映ります。
しかし実際には、個人薬剤師にとって追い風となる構造変化が同時に進んでいます。

① 中小・個人薬局の承継ニーズ増加

  • 薬局経営者の高齢化
  • 後継者不在
  • 報酬改定への不安

これらを背景に、M&A・第三者承継市場は拡大傾向にあります。

② 「一から開業」より「承継開局」が現実的に

  • 既存の患者基盤
  • 既存スタッフ
  • 医療機関との関係性

を引き継げる承継開局は、
個人薬剤師が独立するための現実的な選択肢として注目されています。

③ 大手チェーンが「選別」を始めている

報酬改定を見据え、大手法人は

  • 不採算店舗の整理
  • 地域特性に合わない店舗の売却
  • エリア戦略の見直し

を進めつつあります。
その結果、個人薬剤師が引き継げる優良案件が市場に出やすい状況が生まれています。


6.M&Aは「逃げ」ではなく「戦略的独立」の手段

M&Aというと、
「法人向け」「資本力が必要」といったイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし近年は、

  • 小規模薬局1店舗
  • 個人薬剤師による買収
  • 段階的な独立

といったケースも増えています。

M&A×個人薬剤師のメリット

  • 開業リスクを抑えられる
  • 初年度から一定の収益が見込める
  • 改定対応を見据えた経営設計が可能

2026年調剤報酬改定を見据えるなら、「改定後を前提にした独立」こそ合理的です。


7.これからの時代に選ばれる薬局・薬剤師とは

改定の方向性から見えてくるのは、
「規模」や「立地」ではなく、

  • 誰が経営し
  • 誰が薬を渡し
  • どのように患者と向き合うのか

が問われる時代です。

だからこそ、
現場を知り、患者と向き合ってきた個人薬剤師こそが主役になれる時代が訪れつつあります。


まとめ:改定は「試練」ではなく「選択の時代」

2026年調剤報酬改定は、
薬局経営・薬剤師の在り方を根本から問い直す改定になる可能性があります。

しかしそれは同時に、
個人薬剤師が独立し、自分の理想とする薬局を形にするためのチャンスでもあります。

  • 雇われ続けるか
  • 承継・M&Aで一歩踏み出すか
  • 改定後を見据えて準備するか

選択肢がある今だからこそ、
「独立」という選択を現実的に考える価値がある時代と言えるのではないでしょうか。

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